防災訓練(搬送指導訓練)の様子
2016.03.07
平成28年2月24日 水曜日 ききょうの郷 では富士市西消防署南分署の救急隊の
皆様に講師としてお越しいただき、職員向けに搬送訓練を指導いただきました。
先ず、基本の搬送法を説明いただき、その後に実際に直接指導をしていただきました。
搬送を担当する職員と被搬送者に体格差がある場合や麻痺等の障害がある場合を想定
した質問に救急隊の皆様は豊富な経験から色々なアドバイスと指導をしていただきました。
上の写真は主に2名での搬送法の訓練風景です。
段差の無い所の横方向の移動では車いすやストレッチャー等の器具を活用するのが有効
ですが、実際の災害時には物の散乱や建物や路面の損壊が想定されるので、いろいろな
搬送方法を指導いただく事で職員が対応する場合の幅が広がると感じました。
階段を実際に昇降する搬送訓練も実施しました。
器具を使わない搬送方法は狭い所での搬送の際に大きな力を発揮する事を実感しました。
搬送法によって、体力差のある職員の組み合わせでも搬送可能な場合や狭少な階段で
の搬送に適している場合等ありました。
椅子を使った昇降搬送法も指導いただきました。
椅子を使う事で負傷者搬送等には優しいようでしたが、搬送する職員は器具の幅や硬さで
多数や長時間の搬送には適していないようでした。
シーツを使用して搬送する簡易担架搬送法や毛布を使った一人搬送法も訓練しました。
今回の訓練ではききょうの郷で実際に想定される搬送法を職員が指導いただく事で
時別な器具を使用したりせず、日常有るものを活用し体力消耗も最小限に抑えた上で
多数の被搬送者を効率良く移動させる方法を学びました。
今後の防災訓練の中で他の職員にも伝達していきたいと思います。
防災委員会